【松江石碑】北田町「福田平治翁之碑」

北田町

<写真>

<地図>

<碑文>

 福田平治翁は慶応二年三月鳥取市に生まれ、後祖父と共に松江に移住明治二十六年十月松江地方を襲った大洪水後の孤児貧児を救済すべく二十九年三月五日家業印刷の博広秋に「松江育児院」の看板を掲げて孤児を収容し物心両面の救済と教育に努力。三十七年にこの地に院舎を移転改増築し、一意専心この大事業に生涯を懸け、その後逐年事業を拡げ歳末慰安運動、困窮者身上生活相談、「愛隣社」創立老人ホーム、無料宿泊所、無料職業紹介所等の開設、小住宅、共同浴場、共同倉庫の建設による貧困労働者の救済、鳥取市育児院開設協力、松江市会議員として、低所得者の為の尽力等広く社会事業に献身し、昭和九年京都市に愛隣託児院を設立したが、十六年一月十六日七十六歳をもって永眠した。この間社会事業功労者として宮内省、内務大臣、恩賜財団慶福会その他各方面からの表彰を受けた。ここに翁の偉業を永久に記念し顕彰碑を建立する。
松江市長 斉藤強 書

<建立>

昭和46年(1971年)4月(碑文より)

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