【松江石碑】東出雲町「古川地区基盤整備事業完成記念碑誌」

東出雲町

<写真>

<地図>

<碑文>

古川地区基盤整備事業完成記念碑誌

 古川地区は関係面積三ヘクタールを有
しその昔意宇川の流路変遷を得て松江藩
の重臣であった有沢家の所有新田であっ
たが第二次世界大戦後農地改革によって
不在地主田として開放された。川跡のた
め、地盤も低く標高一.二米の低地帯であ
り洪水の度ごとに滞水し農民の頭をいた
めていた。
 昭和五十七年背後地の用水源である内
馬溜池が宝満山公害防除事業として底盤
掘削が行われその排土の捨場として補償
工事により一.五米の嵩上げを行ない自然
取水不可能となった。かんがい用水を機
械揚水とし併せて本町で例を見ないパイ
プ配管によるかんがい用水施設の新設を
見た。ここに当地区の変遷を記し後世に
伝えるものである。
       昭和六十年二月吉日

事業概要
一、事業主体 東出雲町土地改良区
一、事業名  宝満山公害防除土地改良補償工事
一、事業費  補償工事 県営
       直接工事 三、二五六、〇〇〇円
一、事業内容 補償工事 客土、揚水施設、パイプライン
       直接工事 畦畔築立換地業務
一、工期   自昭和五十七年四月
       至昭和五十九年十二月

<建立>

昭和60年(1985年)2月(碑文より)

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